毎月13日は「一汁三菜の日」です。

一汁三菜とは、ご飯と漬物と汁物に、肉や焼き魚などのタンパク質を補うための主菜と、豆や野菜、海藻などのミネラルやビタミン・食物繊維を補うための副菜を2品加えた和食の基本となるメニューのことです。ご飯・汁物・漬物は変わりませんが、「お菜」の数は時代や状況によって変化してきたようです。

また平成25(2013)年12月には、ユネスコ無形文化遺産として「和食;日本人の伝統的な食文化」が登録されました。 ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」であり、以下の4つの特徴があるそうです。

●1つ目は、新鮮で多様な食材と素材を用い、また、その持ち味を尊重する工夫 が施されている点が挙げられ、四季折々の新鮮で多様な海の幸や山の幸の食 材の味わいを活かすため、出汁を使用した調理技術等が発達していること。

●2つ目は、栄養バランスに優れた、健康的な食生活を形成している点であるこ と。地域で採れる様々な自然食材を用いるほか、出汁の「うま味」を上手に 使うことで動物性油脂の少ない食生活を実現しています。

●3つ目は、食事の場において自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛りつけ や旬の食材を好んで用いたり、季節に合った調度品や器を利用することで季節 感を楽しむこころが、日本の食文化にはあること。

●4つ目は、正月のおせち料理やお雑煮から始まり大晦日の年越しそばまで様々 な年中行事において食が密接な関わりを持っていること。また、お食い初め、 七五三など人生の節目の儀礼においても食と密接な関わりがあります。

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