1月17日は「おむすびの日」

2000年11月、米に関係する「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が制定し、2001年から実施。日附は公募で選ばれ、阪神大震災ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから、いつまでもこの善意を忘れない為、1月17日を記念日としました。

おにぎりの起源は、平安時代の屯食〔とんじき〕であると言われています。屯食とは玄米を卵形に握り固めたもので、平安時代に宮中や貴族の家で何らかの催し物があった時に屋敷で働く人々のために「ご苦労様」という意味をこめて配られていました。それ以降、おにぎりはお皿のいらない簡単で便利な食べ物として戦国時代の携帯食や野良仕事の弁当として重宝されました。明治18年には日本で最初の駅弁に登場しました。現在でもおにぎりはお弁当や行楽の時の携帯食としてはもちろんの事、災害時の「炊き出し」などあらゆる場面で日本人の食生活に深くかかわっている食べ物です。現在では海苔を巻いたおにぎりが主流ですが、おにぎりに海苔を巻くようになったのは江戸時代中期頃、世の中に四角い板海苔が登場した頃からの事のようです。

また、昭和62年には石川県鹿西町〔ろくせいまち〕にある杉谷チャノバタケ遺跡の竪穴式住居跡からは、約2000年前の弥生時代のものと推測される日本一古いおにぎりの化石が発掘されたことにちなみ、6月18日に「おにぎりの日」に制定されました。

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