3月21日は「春分の日」

国民の祝日の一つで、昼夜の長さがほぼ等しい日です。これから日が一番長い夏至に向けて、毎日1分5秒づつ日が長くなり、そしてまた毎日1分5秒ずつ日が短くなって、昼夜の長さがほぼ等しい秋分になります。春分の日はその年によって変化します。また春分を境に昼のほうが夜よりも長くなっていくため「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、昔は春の訪れを祝う日でもありました。

『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』として「春分の日」が国民の祝日になっています。また、別名「彼岸の中日(ひがんのちゅうにち)」といい、春分や秋分の前後にお墓まいりをする風習があります。

春分の日の代表的な食べ物と言えばぼたもちです。春のお彼岸に食べるものを「ぼたもち」、秋のお彼岸に食べるものを「おはぎ」と呼び分けられていましたが、現代では「おはぎ」が一般的な名称とされているようです。お彼岸にはおはぎをお供えしてご先祖様のお墓にお参りします。おはぎに使われている小豆の赤色には災厄から身を守る効果があると言い伝えられていることから、邪気を払うという信仰が先祖の供養と結びついて、お彼岸におはぎという習慣が始まったとされているようです。この習慣は江戸時代の頃から日本全国に広まったそうです。