5月16日は「旅の日」

旅を愛する作家や芸術家などによって結成された「日本旅のペンクラブ」
(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定。

元禄2年(1689年)のこの日は、俳人・松尾芭蕉が江戸から奥の細道へ旅立った日で、150日間にも及ぶ歩き旅(距離にしておよそ2400km)だったそうです。

さらに一説には、奥の細道は松尾芭蕉が忍者として幕府の密命を受けた隠密の旅だったという説があるようです。

また当時の東海道を旅する人たちは、普通に1日 30~40kmくらいの距離は歩いていたそうです。

●人はなぜ旅をするのでしょうか。

人間には旅をする本能があるそうですが、旅の歴史をみると人間が旅をする理由は段階的に移り変わってきているようです。

旅の歴史を振り返ると、水や食物、定住を求めた生きるための必要に迫られてする旅から、今日では信仰や癒しなどの自らが好んでする旅に変わってきています。

また旅をすることは、日常生活から一時的に離れて自己を見直すという意味を共通して持っています。

普段とは違った環境での、自然や文化あるいは人々との出会いには、新たな自己発見や自己確認に出会えるよい機会といえるでしょう。