ともに子育て『~子どもにうそをつかせない親の接し方~ 』

子どもは叱られたり叩かれたという経験をしていると、不愉快な経験から逃れようとしたりつらい目にあわないようにうそをつくことによって防衛している場合があります。

親に正直に言っても叱られたり叩かれたりしない子どもは、決してうそをつかないものです。これからはすぐ叱ったり叩いたりすることをしないように、おおらかな親になるように努力をしなければなりません。

そうしたおおらかな親に対しては、子どもが何らかの失敗や親を困らせるようなことをした時には、「僕がしました。ごめんなさい。」と素直に言える子どもに変わります。

また親御さんが子どもに対してうそをついてるようなことはありませんか。親になると、つい子どもに対して権威的であろうとしてうそをついてることが少なくないのです。

お父さんは子どもの頃は勉強が出来た~などがそれです。ご自分の子ども時代を思い出すとともに、親もまた未熟な存在であることを、ありのままに子どもの前で示したほうが、子どももありのままに自分の欠点を受け入れ、それを人の前でも表現できるようになりうそをつきません。

最後に、子どもは親の注意を引くために、さらには親に復讐するためにうそをつくことを知っている必要があります。

それは子どもの痛烈な叫びと言ってもいいでしょう。親子間の情緒的な結びつきが出来ていないことにうその原因があるようです。普段から子どもとのスキンシップを大切に!

ともに子育て 『~いじめっ子は、スキンシップ欠乏症~』

最近の小学生の中には、就学前の、特に三歳未満での母子間の情緒的関係が十分にできていない子どもが見受けられまが、それはこの時期に非常にスキンシップが少なかったことがデータとしてもはっきり残っています。

いじめっ子の原因はこの点にあります。ですからお母さんがその誤りに気づいて、子どもが小学生であっても、学校から帰宅したときには、ひざにのせるなどのスキンシップをしてあげましょう。

最初はべったりと甘えてそれが2ヶ月も3ヶ月も続きますが、だんだんに表情が明るくなり、言葉も多くなり、ついにはお友達と遊ぶようになります。もちろんベタベタも少なくなってきます。

つまり情緒が安定してくると、体で甘えたいという欲求が少なくなるのです。ただし小学生ともなると体が大きくなり、お母さんにも抵抗感が出てきますが、そこは自分自身の抵抗感と戦いながら子どもの要求を受け入れる努力をしましょう。

そうしているうちに、お母さん自身もそれが楽しくなり、子どものかわいさを感じ取ることができるようになります。

ともに子育て~親が子どもの個性を理解する大切さ~

はじめて海を前にした幼児にも、様々な個性が現れます。子どもの個性を理解することで、子育てはぐんと楽になります。例えば、生まれて初めて海辺に立った幼児を想像してみてください。大喜びで水の中へと走っていき水しぶきをあげる子、少しずつ水際へと近づきおそるおそる足を浸す子、打ち寄せては引く波に圧倒されビーチに座り込む子、親の身体にしがみついて泣きわめき決して水際に近寄ろうとしない子。こうして、様々な個性が現れるものです。

それでも多くの親が、「はじめての海」にキャッキャッとはしゃぐ我が子の姿を期待し、海に出かけるのではないでしょうか。そこで、「座り込む子」や「泣き叫ぶ子」を前に、がっかりしたり、イライラしてしまうこともあるかもしれません。

親子間の葛藤は、多くの場合、子どもの「~したい・~したくない」という気持ちと、親の「~して欲しい・~して欲しくない」という気持ちの「かけ違い」から起こるものです。もし、子どもの個性から発せられるサインを考慮することなく、親の意向のみを一方通行に当てはめるなら、親子間の葛藤は積み重なり、子育てはより苦しいものとなっていきます。

子どもの個性を理解するとは、その子がすんなりできることと、その時点ではまだ難しいことを理解することでもあります。そうして、養育者自らが、その子に期待することを見直し、その子に合ったハードルを調整することが可能となります。すると、親子間の葛藤も減っていくというわけです。

冒頭の「はじめての海」を楽しめない幼児も、「そんな引っ込み思案でどうするの!」と背中を押し過ぎたり、「せっかく来たんだから!」と無理やり水に浸すよりも、その後も何度か海辺を訪ねることで、次第に波の音や砂の感触にも慣れ、海を楽しめるようになるでしょう。

個性とは、「優劣」のあるものではなく、それぞれ「いい面」や「気をつけたい面」があり、「違う」だけのことです。子供の個性を理解することで、その子の「いい面」を伸ばしてやりたいですね。

ともに子育て「~子供からのシグナル~」

私達の心とからだのあいだに密接なかかわりがあることは、心配事があれば食欲が落ちるとか、楽しいことがあれば食欲が旺盛になるといった体験を通して、お母さんもよく実感されていると思います。この心とからだのバランスがくずれると、心身症といわれる様々な症状が出てくることになります。つまり心とからだとは車輪の両輪のようなもので、心が不安定になればからだもその影響を受けて不調となり、からだが病的な状態となれば必然的に心も不安定となります。このような心とからだの関係は、私達大人だけでなく、乳児期、学童期、思春期を問わず常に存在するものです。特に子どもの場合は、心の発達とからだの発育といった二つの発達・発育途上にあるだけに、そのバランスが少し狂っただけでもからだの症状として赤信号が出てくることになります。

さて子どもの心が順調に発達していく過程には母子関係に関わるものと、自分というものを打ち立てていく自我・自主性の発達に関わるものとがあります。母子関係に関わる発達の課題としては、母子相互作用といわれる赤ちゃんとお母さんとのかかわりあい、その結果育まれていく「人見知り」「お母さんの後追い」といったものが一つの目安になります。自我・自主性の発達に関わる発達の課題としては、「いたずら『探索行動』」、「第一反抗期(からだでの反抗)」、「口答え期(中間反抗期)」がその目安としてあげられます。

乳児期から幼児期にかけての母子関係と自主性の発達課題が順調に達成されていないと、子どもに何らかのストレスがかかった際にからだの症状を訴えることがありますが、その例をあげますと、乳児期に見られる代表的なからだの症状としては、夜泣きや浅眠、指しゃぶり、拒乳、発育障害が揚げられます。また幼児期から学童期に見られやすいからだの症状としては、頻尿、昼間のちびり、遺糞、少食・拒食、夜驚、不眠などがあげられます。子どもにこんな症状が見られたら、子どもの心の問題について考えてみましょう。

ともに子育て「けんかは遊びの一種&心の栄養素」

子どものけんかには、友達とのけんかときょうだいけんかとがあります。特に三歳未満の子どもの場合にはお友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じる心は未発達ですし、自分本位で自分の気に入った玩具などをめぐってけんかを始めます。三歳前後から四歳にかけては、自発性が順調に発達し情緒の安定している子どもには、お友達と遊びたいという欲求が芽生えてきます。子どもが三歳になったならば、お母さんは、お友達と遊ばせることを考える必要があります。近所に同じ年齢の子どもがいれば、そのお友達と一緒に遊ぶ場所を提供してあげればいいのです。お友達の家に行ったりきたりして、けんかしながらも楽しく遊ぶことが出来る様になれば社会性は順調に発達していると見てもよいでしょう。

子どものけんかは自己主張の衝突であり、自己主張は自発性の発達の現れですから、自発性の発達している子どもには必ず起きる現象とみてよいでしょう。子どもたちは仲良く遊んで楽しかったという経験とともに、けんかをして楽しくなかったという経験を積み重ねていくうちに、あれこれと考える力がついてきます。子どもの人格形成には、その力が必要なのです。ですからお母さんには、子どもたちの遊びを黙って見守ってあげていただきたいのです。

また親の過度な干渉は禁物ですが、どうにも見ていて喧嘩が収まりそうにないときもあるかと思います。そんなときはきちんと止めてあげるのも大切です。子どもが感情的になっているときこそ、親は冷静に、子どもの言い分を聞いてあげるようにしましょう。その際、兄弟のどちらかを一方的に叱ってしまうのは良くありません。兄弟を比べたり、子どもを突き放してしまうような叱り方も良くないでしょう。なぜ喧嘩してしまったのか、なにかいけなかったのか、をきちんと子ども自身が考えられるように手助けしてあげましょう。

ともに子育て「ママに怒られても同じ事を繰り返す子供」

ゲームやテレビを止めたくない子にとって、ママの「ゲームをやめなさい」・「テレビを消しなさい」はたしかにイヤなサインです。しかし、子どもがもっともイヤだと思っているのは、ゲームやテレビがただちにOFFにされること。もしママがガミガミと言っている間、そのままゲームやテレビをONにしておけるのなら、それは子どもにとって悪くはないパターン。そのお小言にさらされつつも、テレビを見ていられるからです。引きのばし作戦成功というわけです。「ママがガミガミ、クドクド怒るのは、時間の確保につながる」と子どもが判断すれば、次回も繰り返そうと思ってしまいます。

子どもはママのお小言をスルーするだけでゲームの時間を長引かせることができたり、ちょっといたずらすればママが飛んできてくれたりすれば、その行動は強化されていきます。 このような場合、ママの叱る姿自体が強化要因になってしまっているので、いくら叱ってもその行動が改まることはないのです。やめて欲しいから叱っているのに、逆に促進させてしまっている・・・。しかし、一見すると抜け出せないような泥沼状態も、目線を変えることで改善することができます。まず、ゲームやテレビのような「長引かせ」のケースは、その目的(スイッチを切る)をすぐに達成することがポイントです。長々とお説教したくなる気持ちは山々ですが、それが長引かせにつながりますので、それよりも、すみやかに「終了」を目指しましょう。

トイレトレーニング、親の心構え3大原則

1、焦らない~おむつ外れは、その子の心身の発達によるところも大きく、トイレトレーニングは進み具合が早い子もいれば遅い子もいます。なかなか外れないからといって、「私の教え方が悪いせいかしら?」などとママが自分を責めることはありません。その子のペースに合わせ、焦らず進めていきましょう。幼稚園入園前におむつがとれていなくても、何らかの対応をしてくれる園がほとんどです。気になる場合は園に相談するのも良いでしょう。

2、叱らない~「また失敗して!だめな子ね!」「何回言ったらわかるの?」など、責め立ててしまうと子供は自信をなくし、トイレに行くことを嫌がるようになることも。トイレトレーニングが順調に進まないと、親の方もついイライラしてしまいますが、「そのうちできるようになる」と、大らかに構えましょう。

3、比べない~トイトレの進み具合を友達やきょうだいと比べるのもNGです。周りと比べてしまうと、怒らなくてもいいところで怒ったり、落ち込まなくてもいいところで落ち込んでしまいがち。比べるのなら、昨日のわが子と比べ、できるようになったことを見つけてほめてあげましょう。

おむつは、ママが無理に外さなくてもいつか必ずはずれるもの。「便座にすわることができた!」・「『おしっこがでそう』と教えることができた!」「一人でおしっこできた!」・「トイレでうんちができた!」etc. トイレトレーニングは、子どもの"できた!"という達成感を増やしていく絶好の機会です。親子でコミュニケーションを重ねながら、わが子の成長を見守っていきましょう!

ともに子育て『~ 子どもの 「思いやり」 の心を育てる ~ 』

自分の心をありのままに見つめることができ、それをありのままに行動に現すことのできるお母さん・お父さんは、おおらかな気持ちを持っていて無邪気です。無邪気というのは、童心といってもよいでしょう。子どもの気持ちがよくわかるという意味です。ですから子どものしていることが許せるのです。

暖かい目で、子どもの「いたずら」「反抗」「けんか」「おどけ・ふざけ」などを見ていられるのです。子どもは、自分の本心にそって、ありのままに行動することができますし、それが親達に受け入れられていることを体験していくうちに、親やその他の人を受け入れる心、すなわち「思いやり」の心が育つのです。

思いやりのあるお母さん・お父さんは、家族以外の人たちに対しても「思いやり」があります。困っている人がいれば自分なりの援助を心がけるでしょう。そうしたお母さん・お父さんの姿を見て、子どももまた何か他人のためになるようなことをしたいと心がけるようになります。

しかし「思いやり」は大人でもなかなか実現できない深さを持っていますから、性急に子どもに求めることはできません。人間が一生をかけて作り上げていく心のあり方が「思いやり」であると思います。

●自分で自分を抱きしめるエクササイズ

肌の温もりに触れることで、気持ちがほっとする「オキシトシン」というホルモンが分泌されると分かっています。お母さん・お父さんは子どもと共に、胸や頬に手を当てたり、自分の両手で自分を抱きしめたりとしながら自分に向け、「今日も頑張ったね」など、思いやりをこめた言葉をかけてやりましょう。

難しい状況におかれた時だけでなく、普段から習慣にしておくのもいいです。こうしたエクササイズは、自分を大切にする気持ちを培うだけでなく、親や、他者に思いやりをそそぐ職につく人々の、「燃え尽き」を防ぐ効果があるとも分かっています。

ともに子育て 『~気力のない子の原因と対策 その時親は~』

勉強にも遊びにも気力のない子どもは、自分自身で何をしてよいかわからずに、一日中ぼんやりしていたり、うろうろしていたり、何かちょっと遊んでみるもののすぐにほかの遊びに移ってしまい、夢中になって遊ぶことが少ないようです。

その原因の一つとしては、親が子どもに対して命令や干渉が多く、その命令を守らない時はさらに子どもを叱ったり叩いたりして子どもの「自由」な活動を抑圧してしまうことにあります。そのせいで子どもは幼少期の頃から、「いたずら」・「反抗」・「おどけ・おふざけ」などの行動をほとんどしてないように思います。

子どもの自発性の発達を促すためには、子どもに自由を与えることです。子どもに自由を与えるということは、子どもにまかせるということです。そのことがはっきりしたのならば、お父さん・お母さんは子どものしていることをよく見つめながら、子どもに口出ししない「無言の行」を始めてみましょう。そうすると子どもはだんだんと活発になっていきます。

またもう一つの原因は、過保護にあります。子どもがすばらしい力を持ってどんどんとその力を伸ばしているにもかかわらず、お母さんが子どもを弱い存在とみなして手を貸してしまっている育て方をいいます。

子どもは体が弱いと、心までもが虚弱になってしまいがちです。またお母さんやお年寄りに手を貸してもらって育ってきた子どもは、自分の力で困難を克服したという経験が非常に少ないので、保護者のいない場所では不安や緊張が強くなる傾向があります。お母さん・お父さんはこれまで子どもに手をかけすぎてきた点がないか、毎日の生活の中の一つ一つについて点検をしてみましょう。

ともに子育て 『~眠りの中にもリズムがある~』

子どもの眠りのリズムは、遊びのリズムや食事のリズムと密接なかかわりを持っています。たとえば午前中にお母さんが子どもと生き生きと遊べなかったとすると、遊びによるエネルギーの消化がなく子どもはお昼の食欲を減退させることになります。その結果、お昼寝も食事もだんだんと不規則になり、やがて夜更かしや朝寝坊につながっていくようになります。
ところで、眠りの中にもリズムがあることをご存じでしたか。眠りには、夢を見る「レム睡眠」と、夢を見ない「ノンレム睡眠」があります。これが交互に繰り返されて朝の目覚めを迎えるわけです。この睡眠内リズムの繰り返しの中で子どもたちの心の休息と身体の発達のエネルギーが蓄えられていきます。体の発育に大切な成長ホルモンも夜間の睡眠中にたくさん分泌されてくることが知られています。

また寝ない子どもとよく寝る子どもの違いは、「体内時計」というキーワードにあります。寝ない子どもは「体内時計」と実際の生活が合っていないと言われています。体内時計とは、体温調整・ホルモンの分泌など生きていくために必要なあらゆる体の機能を調節している脳の働きのことで、睡眠のリズムもコントロールしています。1日は24時間ですが、24時間のリズムに合わせるためには体内時計をリセットする必要があり、最も効果的な方法は朝にカーテンを開けて太陽の光を浴びることです。よく寝る子は、早く寝る→早く起きる→朝の光を浴びて体内時計をリセットする、という流れを習慣にできているので、いい睡眠がとれているのです。

ともに子育て『~登校拒否のサインに気づいたら~ 』

登校拒否というのは、明らかな体の病気ではないのに登校しない状態が続くことを言います。多くの登校拒否の子どもは、はじめのうちは様々な体の症状を訴えています。主に自律神経系によるものが多く、おなかが痛い、頭が痛い、体がだるい、めまいがする、微熱が出るなどの体の症状を訴えることが多いようです。そのため病気と間違えられて病院通いが長くなることも少なくありません。しかもそのような症状は朝起きると強くなり、夕方になると消えていくという特徴があります。また思春期前後の登校拒否児には、昼と夜の生活リズムが逆転してしまう事も珍しくありません。昼夜逆転のリズムになった時には、いくら起こそうとしても全く反応せず、とても深い眠りに引き込まれているようです。

子どもは乳児期・幼児期・学童期とそれぞれの発達段階において必ず通らなければならない発達課題があります。この発達課題を飛ばして成長した子どもの多くは、様々な問題行動をもってその幼さを表現することになります。登校拒否もその一つと言えます。親や周りの人たちは、子どもの表現する表面的な問題行動に振り回されることなく、その内面にある幼さを成熟させる方向で適切に支えていく必要があります。

ともに子育て『~ 気力のない子の原因と対策 ~ 』

勉強にも遊びにも気力のない子どもは、自分自身で何をしてよいかわからずに、一日中ぼんやりしていたり、うろうろしていたり、何かちょっと遊んではみるもののすぐにほかの遊びに移ってしまい、夢中になって遊ぶことが少ないでしょう。その原因には二つの子育ての誤りがあると思います。一つは、お母さん・お父さんからの命令や干渉が多く、命令を守らないと叱ったり叩いたりして、子どもの「自由」な活動を抑圧してしまった場合です。そういう子どもは幼少期の頃から、おとなしくて、いたずらや反抗、おどけ・ふざけなどがほとんど現れてなかったのではないでしょうか。

もうひとつの子育ての誤りは、過保護にあります。子どもがすばらしい力を持ってどんどんとその力を伸ばしているにもかかわらず、親が子どもを弱い存在として手を貸してしまっている育て方をいいます。子どもの体が弱いと、心までもが虚弱になってしまいがちです。またお母さんやお年寄りに手を貸してもらってきた子どもは、自分の力で困難を克服したという経験が非常に少ないので、保護者のいない場所では不安や緊張が強くなります。そのことがはっきりしたのならば、お母さん・お父さんは子どもにまかせて見守りをしてください。そうすると子どもはだんだんに活発になっていき、自信がつき責任感も身につけていきます。これまで子どもに手をかけすぎてきた点がないか、毎日の生活の中の一つ一つについて振り返り、点検をしてみましょう。