"頭金っていくら必要"?!

こんにちは!寝苦しさもだいぶ和らいで、少しずつ涼しさも感じる季節になりました、そんな広島が大好きな脇坂です。

さて、お金に関する将来の不安を解消するため資金計画はとても大切なのですが、今回はそんな資金計画の一例をご紹介していきますね。
例えば3000万円を金利1%返済期間35年で借り入れする場合、頭金をどれくらい準備したらお得になるのでしょうか。分かりやすいようにかなり極端な例で比べてみましょう。

A:頭金900万円(購入金額3000万円の3割)、残額2100万円の住宅ローンを組んだ場合
B:頭金0、借り入れ3000万円の場合

Aはローン金額が小さくなったことで金利が少なく、Bは頭金0で貯蓄を取り崩さない代わりに支払う金利が増えています。AとBで頭金や金利分を含んだ総返済額で比べると、Aの方が約1067万円少なくなります。

頭金が多ければ多いほど借り入れ金額が減っていきますから総返済額は少なくなります。そう聞くと「なるほど!頭金は多ければ多い方が良いのか!」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはないのです。その理由の一つは、金利です。

今から10年以上前までは金利が高かったため頭金はなるべく多くすることが鉄則と言われていました。しかし現在は特に変動金利は1%を下回るほど低く、頭金を入れるメリットは昔ほど大きくありません。貯蓄を取り崩さずに手元に残しておいて、その分を資産運用などで手堅く増やすことができれば支払う金利以上の収入が見込める時代になっています。

さらに毎年の住宅ローン残高の0.7%分が納めた所得税や住民税から控除される(返ってくる)住宅ローン減税を利用するなど、損をしないマイホーム購入術がありますので、ご興味のある方はぜひご相談にいらっしゃってくださいね。
                   脇坂