11月7日は「いい鍋の日」

この記念日は食品メーカーのヤマキが2001年に制定。この日を鍋の日としたのはこの日が立冬となることが多いということと、「いい(11)な(7)べ」という語呂合わせから来ているようです。

懐石の献立にみる椀物も、鍋料理がはじまりです。
鍋は日本料理のルーツです。日本各地には地方色豊かな山の鍋、海の鍋があります。また古くは調理道具のひとつでしかなかった鍋も、しだいに「鍋料理」へと変化し、食卓で鍋から直接食べるようになってきます。それに伴い、コンロなど熱源も、薪、炭、ガス、電気へと移行してきました。

毎日食べても飽きない!
日本各地にはたくさんの郷土料理があります。郷土料理とは、その地方の特産品をその地方に適した方法で調理したものをいいます。
また全国各地に古くから伝わる郷土料理から最近の新開発のご当地グルメまで数えると、2022年03月時点で、北海道~沖縄には1,365のメニューがあるそうです。

10月17日は「カラオケの日」

1994年10月17日、全国カラオケ事業者協会が定めた記念日です。
「カラオケ」とは「空(から)」と「オーケストラ」から合成された言葉で、オーケストラ演奏のみで、歌が空っぽであることを表します。

音楽の世界では一般に古くから歌や楽器の個人練習用に作られ「マイナス・ワン」と呼ばれていましたが、1970年代に通常のレコードから電気的に歌を消去してしまう装置が開発されてからは「カラオケ」の愛称で親しまれ普及していきました。この日とは別に、9月第2土曜日が「ファミリーカラオケの日」となっています。

最初ははテープであった設備も、その内VHDやレーザーディスクが使われるようになって映像付きが当たり前になり、現在は通信回線を使いMIDIでリアルタイム配信するシステムや、有効期限付きのデータをダウンロードして使うシステムが盛んに使用されており、新曲がすぐにカラオケで歌えるようになってきました。

またカラオケを歌う場所も、スナックなどから家庭でも装備する人たちが出てきました。1980年代になるとカラオケ専門のカラオケ・ボックスが登場、最近ではジャングルとか異国の王宮などをモチーフにした色々な雰囲気の部屋が用意されたカラオケ・ボックスが都心に多く作られるようになりました。

9月1日~21日は「住宅防火・防災キャンペーン」

消防庁では、平成24年から「老人の日・敬老の日に『火の用心』の贈り物」をキャッチ
フレーズに、改めて高齢者とそのご家族の方々に、火災予防の取組を行うよう注意喚起
するとともに、高齢者に住宅用防災機器等をプレゼントすることなどを呼び掛ける「住宅
防火・防災キャンペーン」を実施しています。

●高齢者を住宅火災から守るために

(1) 住宅用火災警報器点検~この「住宅火災警報器」は、約10年がその寿命とさ
   れており、この機会に高齢者の家に設置されている「住宅用火災警報器」を、
   高齢者の代わりに点検してあげましょう。

(2) 住宅用消火器を用意しましょう~消火器には、小さくて軽い「住宅用消火器」
   や、スプレー式で高齢者でも扱いやすい「エアゾール式簡易消火具」といった
   ものも販売されています。特に高齢者がいるご家庭には、このような器具を
   備えておくことをお薦めします。

(3) 防炎品を使いましょう~枕・布団などの寝具やパジャマやエプロンといった
   衣類が燃えにくく作られた「防炎品」を使用することをお薦めします。


8月3日は「ハチミツの日」

1985年、日本養蜂はちみつ協会と全日本はちみつ協同組合が、この日に制定。

はちみつは、日本では、皇極天皇三年(643年)に、百済の太子余豊が大和三輪山で養蜂を
していたという記述が『日本書紀』に残されています。また平安時代には宮中への献上品
に使われるほど、貴重品とされていました。

江戸時代には、家康の孫娘 千姫が、絹などとともに、はちみつ数百貫を持って嫁いだと伝
えられています。養蜂(ようほう)が始まった歴史は早かったようです。

最も古くでは、紀元前2500年の古代エジプト文明の壁画に、ミツバチの巣箱からハチミツを
取り出している養蜂の様子が描かれています。巣箱を使った養蜂が始まったのは、江戸時代
に入ってからで、現在見られる「近代養蜂」が見られるようになるのは19世紀半ばのことです。

ハチミツの効能には、以下のものがあります。

【疲労回復】体内に取り込まれてから素早くエネルギー源として働き始める

【高血圧の予防】ハチミツに多く含まれているカリウムが体内の余分な塩分
        を排出してくれる働き

【整腸作用】便秘や下痢の改善

【強肝作用】肝臓の機能向上をはかる栄養成分を豊富にふくんでいる

7月17日は「海の日

海の日の起源は、神武天皇の祖父である山幸彦が、なくした釣針を兄の海幸彦に返すため海神の宮殿に赴き鯛の口から釣り針を見つけ出した後、鮫に乗って地上に帰着した日が満月の大潮であったことに因み、昭和時代に計算によって「海の記念日」として制定されたそうです。

ちなみに、九州、日南海岸の青島神社には美しい景色を背景にした海幸彦・山幸彦神話が残されています。また海幸彦・山幸彦神話は、浦島太郎伝説のモデルともいわれています。

平成8年、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日として「海の日」が祝日となりました。世界の国々の中で「海の日」を国民の祝日としている国は、唯一日本だけです。

私たちの国は四面を海に囲まれた海洋国で、はるか昔から外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活な どの各分野にわたって、海に深くかかわってきました。

海を利用する機会が多様化しましたが、一方で地球環境の保全という観点から海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。


6月10日は「時の記念日」

今からおよそ90年前の大正9年、「欧米並みに生活を改善していこう!」という生活改善運動の中で、「時間をしっかり守り、大切にしよう」という趣旨で、漏刻によって時が知らされた6月10日が「時の記念日」に制定されました。その由来は671年の4月25日(太陽暦に直すと6月10日)天智天皇時代に、漏刻と呼ばれる水時計を新しい台に置き、鐘や鼓で人々に時刻を知らせたと日本書紀に記述されています。場所は奈良県明日香村にある飛鳥水落遺跡で、古代の漏刻跡の遺跡として国の史跡に指定されています。

ラジオ・テレビの時報は、ほとんどが水晶発振式の放送局用時計をもとにしています。また時報のサービスは、1955年(昭和30年)6月10日の「時の記念日」より開始されました。現在時の記念日では、1999年より福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」から、40kHzの電波で日本の標準時間を全国に発信しています。

「Time is money.」という英語のことわざにもあるように、 時間というのは、誰にでも平等に与えられた、二度と取り返すことのできない大切な貴重なものですね。時の記念日には、家族や友だちなど 大切な人たちと一緒に楽しく過ごした思い出の時間や、これから訪れる大切な未来の時間について、 語り合うのもいいですね!

5月16日は「旅の日」

旅を愛する作家や芸術家などによって結成された「日本旅のペンクラブ」
(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定。

元禄2年(1689年)のこの日は、俳人・松尾芭蕉が江戸から奥の細道へ旅立った日で、150日間にも及ぶ歩き旅(距離にしておよそ2400km)だったそうです。

さらに一説には、奥の細道は松尾芭蕉が忍者として幕府の密命を受けた隠密の旅だったという説があるようです。

また当時の東海道を旅する人たちは、普通に1日 30~40kmくらいの距離は歩いていたそうです。

●人はなぜ旅をするのでしょうか。

人間には旅をする本能があるそうですが、旅の歴史をみると人間が旅をする理由は段階的に移り変わってきているようです。

旅の歴史を振り返ると、水や食物、定住を求めた生きるための必要に迫られてする旅から、今日では信仰や癒しなどの自らが好んでする旅に変わってきています。

また旅をすることは、日常生活から一時的に離れて自己を見直すという意味を共通して持っています。

普段とは違った環境での、自然や文化あるいは人々との出会いには、新たな自己発見や自己確認に出会えるよい機会といえるでしょう。

4月23日は「地ビールの日」

日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が1999年に制定、2000年から実施。元々は「地ビールの日」として制定され、日付は公募により選定。1516年のこの日、ヴィルヘルム4世 (バイエルン公)が発布したビール純粋令により、水・ホップ・大麦、小麦の麦芽・酵母だけがビールの醸造に使用できることとなって、「ビールとは何か」が世界で初めて明確に定義されました。

日本では2013年に一般社団法人日本記念日協会により、「クラフトビールの日」と公式認定されました。クラフトビールと地ビールは、「小さな醸造所で生産されるビール」という点ではほぼ同じもののようです。ただ地ビールは品質が伴わず需要が伸びませんでしたが、 品質に重きをおいたクラフトビールは、品質の高さと際立った個性が少しずつ市場に認知され、市場を拡大し続けているようです。

「のどごし」って何?
ビールのおいしさは、舌ではなくのどの神経が感知します。のどの神経は味をほとんど感じませんが、ビールを飲むと、この神経が刺激を受け強い快感を生み出します。これがいわゆるビールの「のどごし」です。ただ、のどの反応は1杯目ですぐに鈍ってしまうので、塩辛いおつまみでのどに刺激を与えているのです。 ビールの賞味期限は約9ヶ月ですが、保存場所の違いで変化します。が、最もおいしいのは製造された瞬間なので、できるだけ早めに飲みましょう。