家づくりの不安は常に"○○"

こんにちは!まだまだ暑い日が続く最近、水分と塩分補給で熱中症対策をしている脇坂です。

前回は、マイホームのこだわりポイントランキングをお伝えしました。けれど...こだわりた
い一方で、初めてのマイホーム計画では「お金」のことで不安に感じることもありますよね。

住宅ローンに関してお話しますと「計画」と「実行」の2つに大きく分類されます。計画とは
資金シミュレーション。住宅資金に並んで人生3大支出といわれる教育資金や老後資金も加え
て無理のない返済額と予算を考えていくことです。

実行とは住宅ローンの選択と審査。計画通りに組める住宅ローンを選ぶことです。計画につい
ては私たちと一緒に、ああでもない、こうでもないと言いながら納得できるまですればいいの
ですが、住宅ローンは金融機関による審査もありますから、どんな基準で金融機関が審査して
いるかを知っておくことがとても大切です。

では、審査では何が重視されるのでしょう?

一言でいうと「35年間、安定的に返済してくれるかどうか」を金融機関は見ています。お勤め
の職種、雇用形態やその他の借り入れなどの個人情報ですね。

自動車ローンやカードローン、奨学金やクレジットカードのリボ払い、携帯電話端末の分割払
いも借り入れに含まれます。そして・・・何といっても一番大切な項目は「返済負担率」です。

借りる予定の住宅ローン総返済額とその他の借り入れ額が、税金を引く前の額面収入の何%に
なるかを計算して、審査OKかどうかが決まる仕組みになっています。

どんな資金計画をすれば金融機関がOKしてくれるのか、詳しくはお会いしたときにしっかりと
ご説明しますね。

住宅ローンと信用情報~保証会社は何を審査するの?

住宅を購入する時、多くの方が住宅ローンを利用しますが、銀行は誰にでも、いくらでもお金を貸してくれるわけではありません。
この人には住宅購入資金を貸してもよいのか、NGなのか。また、いくらまでなら貸してもよいのか、といったことを銀行ローンの担当者を通して「保証会社」が「審査」を行います。
そのポイントとしては、大きく2点ありますが、
1.「滞りなく、完済できるか」「万が一返済できなくなった場合、
2.不動産(家+土地)を競売にかけて残りを返済できるか」
という事がとても重要なチェック項目になっています。

保証会社の担当者がまず最初に見るのは、「借りる人の詳細情報」と言われるものですが、これには下記の情報が該当します。
1.「借入希望金額や返済期間が年収に対して過大でないか」
2.「年齢、家族構成」
3.「勤務先、勤続年数、業種、企業規模」
4.「貯蓄状況、他社での借り入れ状況」
5.その他

もし自分が見ず知らずの人にお金を貸すとしたら、こういった情報は知っておきたいですよね?

また、不動産に関しては、借入金額に対して、不動産の価格が著しく低いと判断されると、借入上限金額が制限されることがあります。

そして、ここが一番大事な所ですが、保証会社が住宅ローンの審査をする時には、必ず申込者本人および連帯保証人の信用情報を確認します。

信用情報とは、クレジットやローンを利用したことのある人が、
・過去、現在にどんな内容のクレジットやローンを利用しているか
・現在どれくらいの債務残高があるか
・期日どおりに返済してきたか(延滞などがないか)=クレヒス ※クレジットヒストリーの略
といった情報です。

信用情報は個人信用情報機関に一定期間管理されていて、保証会社はこれらの機関に記録されている信用情報を見て、
「過剰なローン債務が無いか」「過去の良くない情報が記録されていないか」を確認しています。

この情報で住宅ローンの借り入れ条件に引っ掛かってしまいやすい信用情報(次に起債)もあるので、注意が必要です。

・携帯電話の割賦払い
携帯電話の請求は端末を一括購入していない場合、電話料金+本体端末の割賦支払いとなっています。そのため、うっかり口座の残高不足などで、
携帯代が引き落としされなかった場合、信用情報には延滞として記録されてしまいます。

・公共料金
最近は、公共料金のクレジットカード払いが増えてきました。ただ、同じ公共料金の引き落としでも、口座引き落としの場合と違い、クレジットカード
を利用していて延滞すると、信用情報には延滞が記録されてしまいます。

・クレジットカードの複数利用
クレジットカードにはキャッシング枠がついています。実際にキャッシングを利用していなくても、契約内容として信用情報には載っており、極端に複数
あると、「いつでもたくさんのお金を借りることが出来る状況」と見られることがあります。1枚あたりの枠は少額でも、全部合わせたときに極端に
総額が大きいと、希望金額まで借りられない、という可能性もあり得ます。

これら信用情報は、たった1度でも延滞してしまうとダメ、いうわけではなく、良くない信用情報も、『完済から○年経過』などの一定の条件を満たせば
消えます。

保証会社と金融機関が見ているのは、「返済を軽く見ている延滞常習者ではないか」という点です。なお、結婚前後で氏名や住所が変わっても、信用情報は載っています。

心当たりがあり、審査が不安な方は「昔延滞した事がある(かも)・・・」と金融機関の担当者や住宅会社に相談してみましょう。

同じ土地!同じ家!なのに・・・

こんにちは!今年は、夏の風物詩、花火大会が久しぶりの開催で風情を感じた脇坂です。

前回は、家づくりをするうえで最も大切なお金の話をしました。同じマイホーム購入で同じ3000万円の住宅ローン借り入れだとしても、金利によって毎月の返済額が変わってしまいます。普段の生活では金利のことを考える機会はあまりないかもしれませんので、ここで少しご説明しましょうね。シンプルに考えるために全期間固定金利で3000万円の住宅ローンを35年ボーナス返済なしで組むと仮定しますね。
金利1.3%の場合 月々88,944円の支払い
金利1.5%の場合 月々91,855円の支払い
いかがでしょうか。

金利が0.2%変わっただけで毎月約3,000円も違ってくるのです。35年間の総返済額にすると、なんと120万円以上!同じマイホームでもこれほど違うのですね。

そうは言っても、金利が上がってしまうのは私たちにはどうすることもできない問題です。だからこそ私たちにできることは「金利が上がっても乗り越えられる資金計画」をすることが大切です。将来的な生活費はいくら必要かな?子供が中学・高校・大学に行ったら教育費はどのくらい必要かな?老後の年金と生活資金は大丈夫かな?60歳になった時のローン残額はいくらになっているかな?などなど。

こういったことが見通せる資金計画をすると安心できますよね。そのためにマイホーム購入の時期はいつがベストなのか、頭金を貯めたほうが良いのかどうか、いまの家賃を払いながら貯蓄をいくらできそうか、一緒に明らかにしながら資金計画相談をしていきましょう。

"とうとうこの時が・・・!!"

 暑い日が続きますが体調はいかがでしょうか。水分・塩分補給をしっかりして熱中症には気をつけましょうね。こんにちは、脇坂です。
今回は住宅ローンについてお話したいと思います。マイホームの購入を検討し始めた皆さんにとって、どんな間取りにしようか、どこに建てようか、どの住宅会社にお願いしようか、という悩みや迷いがあるかもしれませんね。しかし、それと同じくらい(もしかするとそれ以上?)大きな関心は"お金"についてではないでしょうか。
一言に"お金"と言っても、建物や土地などを合わせた総額も大切ですが、住宅ローンの返済額は家計に直結するものですから外せない要素ですよね。例えば3000万円の借り入れをする場合、「総額は同じでも選ぶ住宅ローンによって「返済額」は変わります。

その住宅ローンの選び方によって35年間のうちに何百万円も総返済額が上下してしまうのです。
銀行によって、また、同じ銀行でも商品によって違いがある住宅ローンはそれぞれ金利が設定されていて、その金利は毎月変わります。人生でたった一度の買い物であるマイホームですから絶対に失敗できないうえに、たくさんある種類の中から最適な住宅ローンを選ばないといけない・・・だから大きな悩みの種になるのですね。そこにさらに追い打ちをかける"金利の上昇"が、とうとう来てしまいました。全期間固定金利は今年2月から7月まで6か月連続上昇中で、今後も上がると予測されています。ご自身にとっての買い時はいつなのか、どの住宅ローンを選ぶのが良いのか、一緒にシミュレーションしてみましょう。