ECOな暮らし ~見えないところで育っている家のカビ対策(その1)~

カビ対策をして健康的に暮らすには、断熱+調湿リフォーム

●北側の壁面にカビが生えるのは結露が原因です。これはマンションでも一戸建てでも同じこと。冬の冷気で冷たくなった壁面に、室内の暖かい空気が触れることで結露が発生し、カビが生えます。つまり壁を冷やさないよう対策しておくことが肝心。断熱リフォームをすれば、壁が冷えにくくなるので、結露を防ぎ、カビを抑制してくれるようになります。

●畳の下がカビ臭い場合は、床下の湿気対策が不足している可能性があります。カビ臭いと感じたら、まずは床下の点検をしてもらいましょう。家の構造によって、乾燥材の敷き詰めや、換気扇の取り付けなど、湿気対策リフォームの方法は異なります。

●洗濯機周辺など湿気が多い部屋は、壁面に調湿建材を使って湿度をコントロールしましょう。調湿建材は、湿気が多い季節は吸湿し、乾燥した季節は放湿してくれる効果があります。もちろん風通しも忘れずに。特に収納棚は定期的に扉を開け、風を通しましょう。