ともに子育て 『~幼児期に多い食事の悩み~』(その2)

(その1)の続きです。

3、食べやすいものをあげましょう
 手に持って食べられるものは、やはり簡単で食べやすいです。歯や顎、手の発達がまだまだ成長段階である子どもにとっては、硬い食べ物や、食べるのに時間がかかるものが敬遠される場合がありますが、練習になるので子どもが挑戦できるようなら見守ってあげてほしいところです。

が、食が進まない場合には、子どもの発達に応じて、肉を切る・魚をほぐす・ごはんを小さいおにぎりにするなどの手助けをし、食べやすいものをあげてみましょう。

4、お腹をすかせましょう
 なるべく子どもに外遊びをさせ、適度な運動をさせましょう。良く動くと食欲が増します。また食事とオヤツの間隔をあけることも大切です。

5、器や盛り付けを変えてみましょう
 家でもお弁当箱に入れてみる・彩りを豊かにしてみる・好きなキャラクターのお皿やお母さんの手書きのランチョンマットを用意してみる・好きなキャラクターや動物などの絵を一緒に海苔やケチャップで描いてみるなど、食事シーンの「見た目」を変えてみましょう。

食べ物に興味を持つきっかけ作りにもなります。

ともに子育て 『~幼児期に多い食事の悩み~』(その1)

1~5歳の幼児をかかえているお母さん達に多い食事の悩みの1つに「小食」があります。「子どもが食べない」「栄養が偏るのでは?」と親は悩んでしまいがちです。

食欲にムラがあるのは、体調不良などをまず疑いますが、食欲不振(小食)の状態が長く続く場合は、普段の食生活を見直してみましょう。

1、無理強いをしないようにしましょう

 最初は少量だけ盛って、全部食べられたら褒めてみて! 親が心配しすぎて、全部食べることばかりを強要してしまうと、子どもは「食べること」に対する意欲をなくしてしまいます。

まずは量を少なく盛り、「全部食べられた」ということを褒めてあげましょう。また全部食べられたら、次回から、子どもの負担にならない程度に少しずつ、盛る量を増やしていきましょう。

もし残したとしても、怒ったりせず、コメントは褒め言葉だけにとどめてみましょう。

2、楽しい雰囲気づくりを作りましょう
 食欲がなくても、お友達と一緒に食べる・食事を囲んで楽しい会話をするなど、楽しい雰囲気を作ることで、子どもの食欲が増すことがあります。

(その2)に続く